5月7日、ダブル世界タイトルマッチ
昨日7日、大阪市・ボディメーカーコロシアムでIBF世界ミニマム級タイトルマッチが行われ王者の高山勝成(仲里)が防衛成功。
私個人の採点では4ラウンドまで38-38。それ以降、5,6,7ラウンドと挑戦者の小野心(ワタナベ)にポイントがいっていたと思いますが、後半は高山のラウンド。10ラウンドと12ラウンドにダウンを奪えたのが大きかったです。
判定は3-0(115-111が2者、117-109が1者)で高山の勝利。
高山の経験の違いが試合に出たと思います。
IBF世界フライ級タイトルマッチは王者のアムナト・ルエンロン(タイ)が防衛成功。
井岡一翔(井岡)は見すぎ。手数が少なすぎました。中盤からアムナト失速していって、後半はもうバテバテだったのに攻めきれない井岡。攻めきれないどころかまた見ていた井岡。あれでは勝はないと思いました。私が見ていて井岡がとったラウンドはわずか3ラウンド。
驚いたのは井岡陣営の言葉。「終わった時は2ポイント、勝ったかなと思った」と井岡。ないない、それはない。あんな消極的な試合しといてそれはない。
「勝ってると思ったのに、判定を聞いて、あぜんとしました。相手はあんだけ逃げ回ってた。一翔は試合巧者で前に出た。ボディーも当たって、効いていた」と叔父の弘樹氏。さらに、アムナトに10ラウンドの減点1のみで、後はフルマークをつけたジャッジについて「むちゃくちゃ。おかしい」同氏。
私は7ラウンドまで全て王者アムナトにポイントをつけていました。8,9,10ラウンドは井岡につけましたが11,12ラウンドはアムナトがとったと思いました。
フライ級に階級を上げた事によって強さが倍増するかと思っていたのに、王者に翻弄されて何もさせてもらえなかった、という印象。
判定は2-1のスプリットデシジョン(113-114, 119-108, 115-112 )。
井岡はまだまだ若いので、この敗戦を糧に再起して頑張ってもらいたい。